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峠の両側


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現役国道は峠まで登らず、山の中腹(約1,000m)を長いトンネルで抜けています。新御坂隧道、長さは2,778m。
何度通行しても原付には苦しい空間です。空気は悪く路肩は狭く不安定。後ろに車が連なるのもプレッシャー。

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その意味では冬季通行止以外、旧道が健在なのはありがたいです。つづら折れの道を標高1,300mの天下茶屋まで。

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長さ396mの御坂隧道。河口湖側は平坦で甲府側は一気に下り坂となる、特殊な片勾配です。行き違いは困難。

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甲府盆地側の坑口です。まさに「門」という表現が相応しい風格。開通後まもなく85年を迎える歴史的な隧道です。

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こちら側の扁額には隧道名が記されていました。こちらから入洞して反対側に抜けたときの絶景は最高でしょう。

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晴れていたら隧道の中から富士山が見えるのかな?と思ったのですが、どうやらそれは立地的に難しいようです。

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甲府盆地側へ抜けると日射しが復活。しかし越えてきた峠を振り返ると、山の上は雲が覆い被さっていました。
この後は国道137号線を甲府側へ下りました。長い長い下り坂が続く道でブレーキが壊れそうな感覚でした。





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by sukakichi2 | 2015-12-03 02:16 | 少し遠くへ

峠越えの旧道にて


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かつて何度も訪問するチャンスがありながら、旧道経由で通り抜けたのはこの時が初めてでした。
一度目は工事のため通行止で、二度目は路面の凍結を知って二輪車での乗り入れを断念。
三度目は急いでいたので旧道を通る余裕がなく、現役の国道を長い隧道で通過。

企図してから四度目でようやく通行した旧道と峠下の隧道。昭和初期開通の独特な断面形状でした。


OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

by sukakichi2 | 2015-11-28 23:34 | 少し遠くへ

笹子隧道1


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赤茶色の坑門と柱状装飾が美しい笹子隧道の東京側です。登録有形文化財に指定されている歴史的な隧道。

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昭和13年という激動の時代に開通しました。隧道に至る道は狭隘かつ未舗装の難路で、国道指定が解除された期間も。

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国道20号に新笹子トンネルが開通してから、この旧道は山梨県道となりました。今なお健在であることに感謝。

中央自動車道の笹子トンネル崩落事故は記憶に新しいところ。通行止の期間、国道とこの旧道が活躍したそうです。
かつて東西を結ぶ動脈の一部であった隧道。この味わい深い風景がいつまでも残ることを期待しています。

2010年の冬に訪問した記録が(前ブログに)ありました。内壁が補強される前の、よりピュアな状態の姿です。





地図を縮小していくと、笹子峠を貫く隧道とその長さに驚かされます。古くから難路であったことが伺えます。


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by sukakichi2 | 2015-08-16 01:25 | 少し遠くへ

数馬の切通し2


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すこし引いた構図で眺める数馬の切通し。機械のない時代に手作業で切り開いたのは、大変な苦労だったと思います。

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通り抜けたところで振り返ります。切通しの向こうに、上に出てくる案内の看板が見えています。

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切通しを抜けて右へ曲がると、急峻な崖沿いに古道らしい道が続きます。

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少し歩くと行き止まりになってしまいました。眼下に見える国道のトラック。すぐ下には現道と旧道があります。
この古道は旧旧道ということになります。旧道が開削された頃に、この道は失われてしまったようです。

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また切通しを抜けてもとの場所に戻ってきました。空気がひんやりとする谷間に付けられた古い道です。

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ぐるっとカーブする道。切通しから離れて、集落の方へと戻ります。

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道が広くなだらかになったところで、わたしの原付がポツンと帰りを待っていました。

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山の中でエンジンがかからず焦りましたが、頑張って再始動。集落の小道を下ると青梅線の白丸駅に出てきます。

数馬の切通しはハイカーや古道好きにはよく知られているようです。切通しへ向けた案内板も整備されていました。
「数馬」というと三頭山の足元にある集落を思い出しますが、ここも同名。近場の地名被りは他にもあるようです。





地図中央の下部に、2本の隧道と細い古道がしっかり描かれていますね。古道は2本の道の間で消滅しています。


OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

by sukakichi2 | 2015-08-05 02:46 | 奥多摩

昔のトンネル2


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国道411号線、青梅街道。奥多摩が近づいたところで分岐してすぐに合流する旧道に、味わい深い隧道がありました。

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20mにも満たないのではと思われる隧道を通り抜けたところで振り返ります。意外と土被りが浅いことがわかります。

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反対側の出口を少し引いて撮った絵。大きな岩の突端を抜いた穴であるようです。右側は多摩川が流れる渓谷です。

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青梅側から来ると、現道である白丸トンネルの左横から旧道が伸びています。50mほど進んだ先に旧隧道はあります。

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岩山に掘られた素堀の隧道です。現代であれば上部の岩山ごと発破でもして撤去されてしまいそうな立地です。





OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

by sukakichi2 | 2015-08-02 03:08 | 奥多摩

富士山を望む駅2 sanpo


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富士急行の終着、河口湖駅にて。富士山を背景に、茶色の古めかしい電車が停まっていましたが、これは展示車両でした。
かつて富士山麓電気鉄道として開業した昭和初期の車両だそうです。動く姿を見てみたいけれど、それは難しいかな?

富士急行が歴史と車両を大切にしてるということなのか、駅横の一等地に鎮座する姿には大変感心しました。

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by sukakichi2 | 2015-07-04 16:09 | 少し遠くへ

屹立する観音堂【房総散歩2015】


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クスノキを背中に抱えて、というよりも大木と一体になって成立しているような観音堂です。
安易な例えではありますが、まるでラピュタのようだな!と、特に後ろ側に回って感じました。

規模は違いますが、京都の清水寺をも連想させる構造。しかしこの小さな観音堂の佇まいは独特です。
少し離れたところにある鐘撞き堂から眺めた時の美しい立ち姿に、時を忘れて撮影してしまいました。

OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.

by sukakichi2 | 2015-05-26 23:56 | 千葉・房総半島

笠森寺の観音堂【房総散歩2015】

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これはすごい!と見た瞬間に声を上げてしまいました。訪問する前から予備知識はあったんですが、実物は大迫力。
61本もの柱で支えられた観音堂は四方懸造という日本で唯一の構造で、国の重要文化財にも指定されています。

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堂の足元には蠟梅が咲いていました。ボカしすぎましたが背後に観音堂。季節は1月、初詣を兼ねた客が見られます。

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靴を脱いで、階段を昇ってアクセスします。階段の急傾斜ぶりが外観から伝わるでしょうか?

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すべて木造の階段は75段。思わず手すりの在り処を確かめながら、少しずつ進みたくなる感じです。

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地面から回廊までの高さは約30m。頭上の堂内には十一面観音菩薩が安置されていますが、残念ながら撮影禁止。

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笠森寺は784年に最澄が開基したと伝えられ、観音堂は一度焼失した後、1595年頃に再建されたものだそうです。

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その歴史の長さに驚きつつ回廊に達すると、森の間から眺望が得られました。すぐ眼下を覗き見るのは恐怖です。

房総の中央部にこんな個性的な古寺があることは、おそらく全国的にはそれほど知られていないかもしれません。
わたし自身、知識としては持ちながらも今までの認識の弱さを恥じるような思いです。公式サイトは下記まで。

笠森観音 日本唯一の四方懸造り 坂東三十三観音札所 第三十一番札所


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by sukakichi2 | 2015-05-25 12:50 | 千葉・房総半島

函館6【北国へ 2014】 sanpo

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函館で約半数の12,000戸余りを焼いたとされる明治40年の大火。その後「函館区」の公会堂として建設されました。

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旧函館区公会堂からは函館の海がよく見えました。2階のバルコニーから望む景色はきっと絶景なのでしょう。

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明治時代を代表する洋風建築。アジア系の外国人旅行客が多かったです。ドラマか映画のロケ地だったらしいです。

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シンメトリーの構図。壁面の装飾だけでなく、手すりや柱に至るすべての要素に抜かりのない意匠が施されています。

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周辺は元町と呼ばれているようで、神戸や横浜等と同様に「元町」とは港町の中心かつ、美観を備えたエリアでした。

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日が傾いてきて、行き交う濃い雲と色味を帯びた太陽が、交互に陰影を作り出します。思わず雪解けの水たまりを撮影。

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近くにはこんな看板があって、その壮大な字面に注目してしまいます。架空の設定みたいにかっこいい名称です。

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斜面に沿ってさらに進むと、一際幅の広くて長い坂がありました。八幡坂と呼ばれ、多くのロケ等で使われる場所。

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遠くに目を移すと、函館市内の北方に聳える山々を望みます。雪が残るピーク付近に、この日最後の光が当たります。

そろそろ函館山の展望台を目指しても良い頃でしょう。みんな同じことを考えているはずだから、少し急ぎます。





by sukakichi2 | 2015-03-26 01:42 | 北海道

函館5【北国へ 2014】

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見上げると鮮やかな青空を動き回る雲。その下に黒々とした存在感を見せる函館山、そこに繋がるような坂道。

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末広町電停から少し歩いた交差点。緑の建物は相馬株式会社の社屋です。ルネサンス様式の洒落た木造建築。

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異国情緒が漂うレトロな建物の脇を、路面電車が通過していきます。ハイカラ號が通ればとてもマッチする情景。

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相馬株式会社から函館山方面に伸びる坂道は、基坂(もといざか)。踏み固められた雪に足を取られながら上ります。

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基坂の中間あたりまで上ってきてから振り返ると、海が見えてきました。この坂道こそ函館らしい風景ですよね。

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坂の上まで来ると、クラシックな建物が増えてきます。こちらも渋いグリーンが印象的。玄関の灯りが綺麗です。

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赤いニットの帽子に注目してしまうブロンズ像。背後にある建物の青い窓枠も美しくて気になりました。

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アイボリーの壁に濃いブルーの窓枠。北欧辺りをイメージさせる美しい配色です。カフェかなにからしいです。

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旧函館区公会堂として有名。キラキラな外観が素敵ですが、内部も素晴らしいそうです。しかし閉館時間でした。

函館山の南斜面に位置する町は、斜面に形成された歴史ある美しい情景。何本もある坂道はどれも表情が違います。


by sukakichi2 | 2015-03-25 03:28 | 北海道