神岡軌道・土駅【北陸2015-09】
急な石段を登った先に、白く光る鳥居が見えました。
登りきったところで参道とクロスしていた平場。ここは高原川右岸沿いに走っていた神岡軌道の線路跡。
振り返ると軽トラがギリギリ通れそうな道が続いていました。かつて国鉄神岡線が通じる前に活躍した鉄道。
少し歩くと小さな支流を渡る地点で鉄橋が遺っていました。これこそ神岡軌道が使っていた橋の名残なのです。
今では発電所が利用する水路専用の橋として活躍中。そして土駅が写真奥の小屋の裏手あたりにあったそうです。
古びた橋台の風格!神岡軌道が廃止になったのは昭和42年(1967年)。廃止から半世紀以上なんですね。
高原川右岸に位置する土集落にあるバス停。その名も「土(ど)」。軌道廃止後、バス停にその名を残しました。
三重県の津と並び、漢字と読みがどちらも1文字という貴重な駅だったのですが、こちらは短命に終わりました。
通過するバスの少なさに驚きます。これでは利用するのが困難なくらいの本数です。
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.
by sukakichi2
| 2015-09-28 08:12
| 北陸