激烈なる廃道5@奥多摩
トンネルを出た直後は土砂が流れ込んで荒れ果てていた旧道の路面。数十メートル進むと嘘のように綺麗でした。
ここだけ片付けたの?と考えてしまうほど唐突。しかしよく見ると左の擁壁が堅固で、落石が起きづらい様子。
ガードレールの内と外にしっかりと根付いた樹木があります。アスファルトの裂け目から成長したド根性なヤツ。
ここで振り返ると、トンネルまで続く大荒れの区間。しかしものすごい数の落石。当ったら命に関わるサイズです。
少し進むと、またもや根性の木。しかしよく見ると木の肌はボロボロ。幾度も落石の洗礼を浴びてきたのでしょう。
その先の路面は草の海。ヌチャッとした泥濘状の地面。何かが潜んでいても不思議ではないような濃い草でした。
原付バイクを寝かせたようなサイズの巨岩が前を塞ぎます。いや、こんなのが落ちてくるんですね。ここは危険だ…
草の海の場所で振り返ると、トンネルを予告するとともに内部のカーブを知らせる看板。割れて失われたミラー。
もうまもなくで時間切れとなる探索時間。日没も迫ります。この少し先で進行が難しくなるという先人の記録。
とにかく時間が許す限り、行ける限りギリギリまで進んでみようと思います。終焉はもう間もなくです。
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMLUX 25mm F1.4 ASPH.
by sukakichi2
| 2015-07-21 02:22
| 奥多摩