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little escape

激烈なる廃道4@奥多摩


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隧道に入った時にはお決まりの構図です。旧日原トンネルの氷川側出口は金網が少しだけ破れて、侵入が可能でした。

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日原側の出口は厳重に塞がれていたので、隧道に入れる手段はここだけ。しかし通常では到達できない場所です。

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壁面を見ると古い造りであることがわかります。しかし状態は悪くなく、すぐに圧壊するような気配はありません。

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坑口前に積もった土砂に登り、金網の破れ目から内部を観察。外光でキラリと光る反射体が奥へと続いています。

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カメラの設定を大胆に変更して、肉眼ではまったく見えない隧道の内部を撮影。50mほど奥でカーブしています。
(この時、左の壁面に肘を当ててブレないようにしても、スローシャッターに負けそうでした。)

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隧道の奥の様子が分かるまでは動きづらかったのですが、慣れてきて奥まで進入。振り返ると緑が鮮やかでした。
(坑口付近には土砂の延長で奥に向かって大量の枯葉が堆積しています。中になにかいそうで不気味でした)

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電線かなにかを通していた構造物。ケーブルや金具などの残存物は、隧道自体の老朽化よりも遥かに傷んでいます。

この隧道は内部崩落などがありません。旧旧道で出会った若者グループと、400mの穴を通じて会話もしました。
「そっちはどうですかー?」「中に入れるよー」「こっちまで中を歩いてきますかー?」「怖いから行かなーい」
なんて会話を、まるで無線機で会話するように時間を置きながらキャッチボール。聴こえにくいけど通じました。

彼らは旧旧道の大崩落区間の突破が出来ず、引き返していました。登山経験などの有無にかなり左右されます。


OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.

by sukakichi2 | 2015-07-20 03:50 | 奥多摩