直島銭湯 ~ 極彩色の湯
度肝を抜かれる、という表現がふさわしいスポットでした。宮浦港に程近い便利な立地にある「直島銭湯」は現役のお風呂屋。
これのどこが銭湯なのか、というような声がありそうです。しかし地元の人も入りに来る、立派な銭湯として機能しています。
直島銭湯サイドビュー。「アイラブユー」がかわいいですね。一見すると怪しいバラックのようですが、よく考えられた造り。
お気づきのように、この銭湯もアートのひとつです。大竹伸朗による作品で、ド派手な外観の奇抜な内装が人気です。
今回ここまで多くのショットは【ポップアート】で撮りました。この被写体に出会った瞬間、迷わずモードを切り替えました。
もうやりたい放題な感じですが、エントランス上部のサインも見事。これだけを見れば、欲情してしまうほうの浴場みたい(笑)
いざ内部へ。入浴料は特別高いものでもありませんでした。ただしオリジナルグッズを兼ねた入浴セットがオススメです。
コラージュされた空間にテーマを見い出すならば、「昭和」でしょうか。でもそんな浅い観察を裏切るアイテムが各所に。
禁断の浴室へ・・・なんて暴挙はいたしません。当然ながら多くの入浴客がいたわけで、配慮しつつ撮らせていただきます。
このあたりが精一杯でしょう。男女を仕切る壁の上に鎮座する象!六角形の鏡、奥にある謎のギャラリー。濃い空間です。
ベンチにはモニターが仕込まれていたりして、平常心では脱衣できません。とはいえ通常の銭湯に求められる設備は完璧。
湯加減とか、居心地のよさは満足できるものでした。夕方は船で帰る前の旅人を中心に大混雑。朝がおすすめだとか。
アートと融合してしまいつつも、きちんと銭湯らしさを備える不思議な場所。こういうのが増えたら面白いんですけどね。
印象的だったのが、作業着姿で登場しサラッと湯を浴びて、すぐに出て行った地元の方。慣れていて粋な姿に感心。
ゆっくり楽しみたかったですが、船の時間もあって急ぎました。最後の写真、乗るべき船の時間が50分。やばい。
この銭湯の詳細はこちらまで。
OLYMPUS E-5 + LEICA D VARIO-ELMAR 14-150mm F3.5-5.6
by sukakichi2
| 2012-03-26 03:05
| 備讃瀬戸の島々