小金沢連嶺を南下する途上の風景。途中の黒岳を越す道中は、気のせいか名前のように黒い森を抜けて行きます。
甲斐大和駅から上日川峠まで行く路線バスが運行されるようになってから、大菩薩周辺は登山者が急に増えました。
大菩薩峠から小金沢山までは多くの人が歩く中、さらに南の牛奥ノ雁ヶ腹摺山や黒岳までは静かな山を歩けます。
背後でガサッと音がして振り返ると、真っ白なお尻が目立つ鹿が数頭、斜面を駆け下って行くのが見えました。
不意を突かれ、熊か!?と身構えたこともあって、カメラを構える余裕がありませんでした。鹿も動きが速いこと。
黒岳を越えると南斜面には見事な森が広がっていました。「黒岳の広葉樹林」という看板も立てられていました。
適度に光が注ぐ美しい森です。緩斜面の一角でテントでも張りたくなる雰囲気。ここもお気に入りの場所です。
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.
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by sukakichi2
| 2015-11-17 23:29
| 少し遠くへ
手前に黒々と立ちはだかる斜面の上のチラリズム。富士山のかくれんぼです。ちょっと挑戦的すぎたかもしれません。
撮影したときは「手前の黒い斜面は完全に潰れる」と覚悟していましたが、RAWから現像すると僅かに残るトーン。
こちらは逆に空と富士山が白く飛んでしまうと思いましたが、しっかり粘って残ってくれました。RAWは凄いです。
どちらの写真も小金沢連嶺の中ほど、雁ヶ腹摺山から南下する下り坂にて。一旦大きく下ってから登り返します。
(ちなみにこの雁ヶ腹摺山、正確には牛奥ノ雁ヶ腹摺山といい、雁が腹を摺るように越えて行ったという噂。)
2枚目の写真、谷間への降り口から下方を覗き込んだ眺め。斜面と下りきった谷底は樹木がなく、草原のようです。
ここの景観がなぜだか気に入っています。峠のような谷底のような鞍部で、数日テントを張ってみたくなります。
下りきった鞍部からはまたじわじわ登り返し。黒岳という眺望のないピークへ向けて、ひたすら登りの苦行です。
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.
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by sukakichi2
| 2015-11-17 01:20
| 少し遠くへ
南大菩薩の小金沢連嶺を南下して縦走してきました。絶好の富士見展望台である縦走路。極めつけが白谷ヶ丸です。
ススキの草原が広がる山頂です。そこから見えるのは遮るものがない富士山の威容!ずっとここにいたくなる絶景。
午後になれば富士山の方角は逆光に。それでも違う方向を見ると、まだまだ鮮やかな青空が見られました。
山頂から眺める南東方向。高川山や九鬼山、後ろには御正体山といった山々。画面中央にはリニア実験線の高架橋も。
稜線歩きから離脱して下山します。最後に見た富士はやはり美しい姿でした。名残惜しいですが目に焼き付けました。
(写真の順序が間違っていたので修正しました。11/16)
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.
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by sukakichi2
| 2015-11-16 01:25
| 少し遠くへ
富士山が大きく見える場所で遅めのランチタイムにします。午前11時過ぎ。山では時間の感覚が早く、もう午後のような気分です。
雁ヶ腹摺山や小金沢山といった地味な山々が続く南大菩薩エリアですが、眺望が良好で富士山も美しく見える素敵な縦走路です。何度歩いても楽しい、お気に入りの道です。
OLYMPUS OM-D E-M1 + OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.
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by sukakichi2
| 2015-11-15 20:06
| 少し遠くへ
登った山から富士山が見えると嬉しいものです。これからは空気が澄んで、美しい姿に遭遇できる確率が高まります。
OLYMPUS OM-D E-M1 + LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH.
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by sukakichi2
| 2015-11-14 02:46
| 少し遠くへ